少林寺拳法的マインドマップのすすめ

WEB法話

少林寺拳法の勉強や講義に役立つ「マインドマップ」と言うツールを紹介します。

少林寺拳法では武道を通じて身体を鍛えて技を練っている訳ですが、昇級や昇段の度にレポートや論文を書く機会があります。
指導者になれば法話や講話などで話をする機会もあります。
そんな時に「なかなか考えがまとまらない」「話がついつい脱線してしまう」と言う悩みは無いでしょうか?
そんな人にとってとても便利なツールなので是非参考にして頂きたいと思います。

・マインドマップを使った成果
・マインドマップについて
・考えを広げる
・考えをまとめる
・コミュニケーションツールとして使う
・まとめ

・マインドマップを使った成果
僕は人前で話をするのがとても苦手でした。
しかし学生指導員として学生を相手に講話をしたり、道院長として門下生に法話をしたり、武専の講師として講義をしたりする機会がどんどん増えてきました。
僧階レポートも書かなければなりません。

はっきり言って苦痛以外の何物でもない訳です。
長時間の講義なんか緊張もあいまって自分でも何を言っているのか分からなくてなるくらいです。

そこで試しに以前から知っていたマインドマップを試してみました。

すると考えをまとめやすくなり、完成したマインドマップをもとに講義を進めたところ脱線する事なく話すべき事を話すことができる様になりました。
考えがまとまっているので変に緊張する事もなく落ち着いて話ができるようにまなりました。
ありがとうマインドマップ😊

僕でも短期間に成果が出たので皆さんに活用してもらいたいと思って今回紹介する事にしました。

・マインドマップについて
マインドマップとはあるキーワードから放射状に考えを広げていく思考ツールです。
書き方には難しいルールは無くて自分なりに思いつくままに書き込んで発想を広げていく事が出来るのです。
目に見えない頭の中の思考をマインドマップとして書くことで目に見える形になるので中断した後に思考を再開したり、後になって振り返ったりするのにも非常に便利なツールです。

・考えを広げる
前述した様にマインドマップは考えを放射状広げて書き込んでいきます。
深く考えずに思いついたままにドンドン書き込む事によって考えを広げていく事が出来ます。
目に見える形に書いているので脱線することがありません、ていうか脱線しても良いんですが(^^)

・考えをまとめる
考えを広げることができたら逆に考えをまとめる事も可能です。
マインドマップと言う目に見える形になっているので、それをもとに必要な物をピックアップしたり順番に並べる事で考えをまとめていくのに役立ちます。

僕はこのやり方でいくつかの講義に活用したのですが前述した様に大変役に立ちました。
以下に例を貼っておきます。実際に講義のために作った物です。

「先について」考えを広げようとして作った物


「鎮魂行について」講義の流れを意識して作った物

・コミュニケーションツールとして使う
この方法は斉藤孝先生の著書で紹介されていた活用法です。
グループ内で例えば好きな物と言うテーマでマインドマップを作ります。
出来上がったものをみんなで見せ合うと、今まで知らなかった趣味や意外な共通点が見つかったりします。
そこで話が弾みコミニケーションが深まるという訳です。
以前、僕のグループ内で試してみたのですが確かにその効果はありました。

・まとめ
考えを広げたりまとめたりコミニケーションツールに、使い方次第で色々と応用の利くマインドマップは少林寺拳法の修行者にとっても重宝するので本当にオススメのツールです。
関連書籍も色々と出版されているようですが、まずは使いながら慣れていくのが手っ取り早いのではないのかと思います。
興味のある人は試しに使ってみてはいかがでしょうか。

追伸
僕はiPadでSimpleMind+というアプリの無料版を使っています。
多少機能が制限されるようですが非常に使いやすくて気に入っています。