日々の積み重ねで自己肯定感を上げる!

WEB法話,自分を変える

鳥取県米子市で少林寺拳法を指導している米子祇園道院、道院長の森崎です。

このブログではあなたの「自分を変えたい」と言う想いをサポートする記事を中心に配信しています。

今回は日々の積み重ねで自己肯定感を上げる方法を紹介します。

さて、少林寺拳法には「自信と勇気と行動力を持った人を育てる」という目標があります。

自信があるから勇気が出る。

勇気が出たから行動もできる。

という考えです。

つまり少林寺拳法の修練を通して、まずは「うぬぼれではない自信」を身につけよう、という事ですね。

その「自信を身につける」というのがなかなか難しくて、とりわけ日本人は諸外国に比べて「自分に自信を持てない」と考えている人の割合が多いようです。

内閣府が平成25年度に発表した「日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査)」によると「日本人は諸外国と比べて、自己を肯定的に捉えている若者の割合が低い」という結果が出ていることからもその様子が伺えます。

謙虚さは日本人の美徳ともされていますが「自信があっても謙虚に振る舞う」というのと「自信がないから自分を低く評価する」のとでは表面的には似ていても根本が全く違うので注意が必要です。

今回は自分に自信をつける前に自己肯定感を上げるための方法を紹介します。

しかし、かくいう自分もそんなに「自信たっぷり」という人間ではないので、みなさんと一緒にこの方法で自己肯定感を上げていこうと思います。

なぜ自己肯定感が低くなるのか

冒頭にも述べたように日本人は諸外国の人に比べて自己肯定感が低いという結果が出ています。

なぜでしょう?

調べてみると自己肯定感が低くなる原因はいくつかあるようですが、その根底には育ってきた環境があるように思われます。

子供の頃から欠点を指摘されることが多く、ほめられることが少ない環境にあると自己肯定感は得られにくくなります。

欠点ばかりを指摘されるのですから、自分の欠点が潜在意識の中に深く刷り込まれてしまうのも当然。

また、他人と比較されることも決して少なくないと思います。

どんなにIQが高い人でも自分より能力の高い人と自分とを比較することでIQが簡単に下がってしまう、という研究結果もあるくらいです。(参照記事:他人との比較の是非について考える

常に他人と比較される環境にあると自分を低く評価することになってしまうのも自然な流れです。

「あなたはこういう所が良くない、あの人は出来ているのに…」

こんな言葉を日々繰り返し聞かされていたら、自己肯定感なんて育つはずないわけです。

自己肯定感を上げる方法

ではどうすれば自己肯定感を身につけることができるのでしょうか?

長い時間をかけて築かれてきた自己肯定感の低さですから、一朝一夕に自己肯定感を上げることは難しいです。

しかし低いままでは明るい未来はやってこないので、ここは一念発起して長期戦で自己肯定感を高めていきましょう!

「とらえ方変換」でポジティブな部分に目を向ける

自己肯定感が低いと、何ごともネガティブな方向にとらえてしまいがちです。

でもその「ネガティブなとらえ方」がさらに自己肯定感を下げてしまいます。

もしも上手くいかなかったことがあったとしても、その中には上手くいった部分もあるはずです。

もしも失敗したことがあったとしても、そこから学べることもあるはずです。

ネガティブな部分にばかりではなく、とらえ方を変換してポジティブな部分に目を向けることを習慣にしてみましょう。

例えば

「期待して入ったお店が美味しくなかった」

「この店の味は自分の好みではないことが分かった」

まずはこの程度のことから「とらえ方変換」をしてみると少しずつ慣れてきます。

ものごとをポジティブにとらえることに慣れてくると自分自身に対してもポジティブにとらえれらるようになります。

自分の存在そのものを無条件で認める

以前の記事「評価するのをやめて、ありのままを受け入れてみる」でも述べていますが、我々は常に「良い」「悪い」とか「出来ている」「出来ていない」とものごとを評価することが習慣になっています。

その中には自分自身も含まれていて、それが自己肯定感を低くするきっかけにもなっています。

評価するのを思い切ってやめてみて、自分自身をありのままに、存在そのものを無条件で認めることも大切です。

これらを日々繰り返し潜在意識にポジティブを刷り込む

潜在意識に深く刷り込まれた自己肯定感の低さは簡単には改善できないものです。

小さなことでも良いのでポジティブな体験を繰り返して潜在意識に刷り込んでいきましょう。

まとめ

少林寺拳法の技は初めての方にはとても難しく、習得するまでにある程度の時間が必要です。

それでも「できるようになる」と信じてコツコツと練習を続けているうちに自然に技が身につき、自然に体が動くようになるものです。

自転車の乗り方、箸の使い方など、始めは難しいと感じていたことも繰り返しているうちにいつの間にか意識しなくてもできるようになっている。

誰もがそんな経験をたくさんしてきているはずですよね。

だったら潜在意識を書き換えて自己肯定感を高めることもきっとできるはず。

そう信じて頑張りましょう!