少林寺拳法的Twitter(ツイッター)のすゝめ

2022年2月3日WEB法話SNS

鳥取県米子市で少林寺拳法を指導している米子祇園道院 道院長の森崎です。

今日は情報発信の強い味方、Twitterをお勧めしてみようと思います。

「金剛禅の布教、少林寺拳法の普及のために情報発信が大切なのは分かっているけれど、何をしたら良いか分からない。」

という方に役立つ内容だと思いますので最後までぜひ読んでください。

Twitter

そもそもTwitterとは何か?

Twitterとは140文字(英数半角では280文字)以内の短い文章を投稿できるサービスです。

投稿を「ツイート」と呼び、画像や動画、URLなどを添えることもできます。
まずは無料のユーザー登録をしてTwitterの利用を開始します。
ユーザー登録をすると他のユーザーのツイートを閲覧することができます。
お気に入りのユーザーを「フォロー」することでそのユーザーの投稿をいち早く閲覧することができるようになります。
また他のユーザーの投稿に「いいね」をしたりコメントをしたりして交流をしたり
投稿を引用(リツイート)して自分の意見を添えて投稿できたりもします。

Twitterには地域や年齢、性別に関係なく幅広いユーザーが登録していて日々様々な情報が投稿されています。
個人だけでなく、有名人や企業、自治体からの情報発信もあり、災害時の情報収集や安否確認に使われたりもします。

このように便利で有益なサービスなのですが、一方で誹謗中傷や心無い投稿、未成年者が犯罪に巻き込まれるなど様々な事件が起きている事実もあります。

光があれば必ず影ができるようにメリットがあればデメリットもあることは注意しておかなければなりません。

僕がTwitterを使いはじめたきっかけ

僕がTwitterをはじめたのは2009年11月からですが、実は初めのうちはあまり活用していませんでした。
Twitterの特性が今ひとつ分からずたまに閲覧するくらいの使用頻度でした。
実際に活用しはじめたのは2年くらい前からになります。
それまではブログやFacebookを使って交流や情報発信をしていたのですが、若い世代はTwitterの方を良く使うという情報から若い世代に向けての情報発信手段としてTwitterにも力を入れてみようと思ったのがきっかけです。

広がりはじめた交流の輪

ちょうどその頃から新型コロナウイルスの感染が拡大しはじめ、世間は緊急事態宣言や行動の自粛などが広がり、僕自身も修練を自粛するなど行動が大きく制限されるようになりました。
そんな情勢ですから「せめて情報発信をしよう」との思いからTwitterにも熱が入りはじめました。

情報を発信する一方で他の少林寺拳法関係のユーザーの投稿に「いいね」をしたりコメントを残したりしているうちに親しくやり取りをしてもらえる方々が徐々に増えてきました。

投稿での交流だけでなく、Twitterに新たに追加された「スペース」という雑談機能を使って音声での交流もするようになりました。
文字だけのやり取りとは違い、その方の声を聞きリアルタイムにやり取りをすると更に親近感が湧くというものです。

コロナ禍という閉塞した時期にあって、むしろこれまでに出会ったことのない方との交流が広がったことに我ながら驚いています。

Twitterを薦める5つの理由

僕は新しいものが好きなのでこれまでにもいくつものSNS(ソーシャルネットワーキングサービス:インターネットを使った交流サービス)を使っています。

Facebook、Instagram、最近ではTikTok、YouTube、SNSとは言えないかもしれませんがブログも長く続けています。

それぞれに特徴があって素晴らしいサービスなのです。
「でも何から始めたら良いか分からない」という方のためにTwitterの利点を5つのポイントにまとめてお勧めします。

1、手軽にはじめられる敷居の低さ

どのSNSもユーザー登録をすれば無料で簡単に始めることができます。
しかし手軽さという部分で言えばTwitterが最も手軽にはじめられると思います。

  • Facebook  実名登録が原則。機能がたくさんあって最初は戸惑うかも…
  • Instagram  写真や動画が得意な人であれば活用できそうです
  • TikTok   ショート動画が作れないと始まらない…
  • YouTube   動画が作れないと始まらない…
  • ブログ    ある程度の文章力が必要

それに対してTwitterは匿名登録が可能で短文がメインのサービスなので「試しにちょっと使ってみよう」というスタンスからの運用でもはじめられる手軽さがあります。

これからSNSや情報発信に力を入れてみようと思うのであれば、まずはTwitterから取り組んでみるといいと思います。

2、Twitterで情報収集

多くの自治体や企業、ショップがTwitterで情報発信をしています。
特に自治体からの情報発信は生活に役立つ情報も多いのでいち早く手に入れるのにはTwitterが役立つと思います。

また各種の専門家や著名人の多くもTwitterで情報発信をしています。
専門分野の最新の情報や著名人の人となりに触れることができる良い機会になるでしょう。

少林寺拳法の関係者もたくさん情報発信をしています。
他の指導者がどんなことを考え、取り組んでいるのか。
一般の拳士はどんな思いで修練をしているのか。
地元だけの交流では出会えないような様々な方の考えに触れることができると言うことは少林寺拳法の指導をする上でとても役に立っています。

情報を発信する前に、情報を収集する道具としてTwitterを活用するのも良いと思います。

3、Twitterで情報発信

インターネットが普及して最も大きな出来事といえば、個人が情報を発信する手段を手に入れたと言うことでしょう。
インターネットのない時代では、一般のなんでもない個人が情報を発信したとしても、伝わる範囲なんてたかが知れていました。
より多くの人に情報を届けようとしたら莫大な費用がかかることもありました。

ところがインターネットを使うと自分が発信した情報がたちまち世界中に伝わっていきます。

と言うのは大袈裟ですが、ちょっと頑張れば何百人、何千人と言う人に情報を届けることは可能です。
自分が日頃考えていること、感じていることを投稿して、読んでくれた誰かの心に響く、役に立つ
そういう可能性を我々は手に入れたわけですから、金剛禅の布教や少林寺拳法の普及に携わる者としては使わない手はありません。

Twitterは「いいね」やコメント、リツイート(引用)で情報が拡散されやすい特徴がありますから情報発信の強力な道具になります。

4、Twitterで交流

僕はTwitterの最大の魅力はなんと言っても他のユーザーとの交流だと思っています。

まずは興味のある投稿、気になる投稿に対して「いいね」をして共感を示してみましょう。
最初は「いいね」をするにもちょっとした勇気がいるかも知れませんが「いいね」を押すだけなので簡単です。

「いいね」をしたら次はコメントを返してみましょう。

面識のない人の投稿に自分の意見や感想のコメントを返すのは割と勇気がいると思います。
しかし、そこから思わぬ交流が始まることもあります。

僕も最初はかなり緊張しましたが一度コメントを返してみると次からはハードルが下がると言うもの。
ハードルが下がればいろんな方の投稿にコメントを返すようになり、それをきっかけにたくさんの方々と交流の輪が広がりました。
その中の多くの方が実際には直接お目にかかったことのない人たちです。(本名も知らない人も…)

普通に生活していたのではおそらく絶対に出会うことのない人たちの考えを知ったり意見を交換したりしながらの交流は勉強にもなりますし、何より楽しいものです。

ちなみにですがTwitterには「スペース」と言う雑談機能があります。
複数の参加者とリアルタイムに会話を楽しむことができるので文字だけの交流とは違った楽しみがあります。
現在はスマホ用のアプリのみから参加できるようです。(パソコンのWEB版Twitterからは聞くのみの参加はできます)

5、Twitterで表現力のトレーニング

Twitterでの投稿は自分の考えや言いたいことを簡潔にまとめて表現するトレーニングになります。

はじめにも説明しましたがTwitterは基本的に140文字(半角英数280文字)で表現するという制約があります。
自分の考えや言いたいことを140文字にまとめるというのは意外に難しいものです。
Twitterで日々投稿を続ける事でその力を鍛える事ができる、という事です。

例えば僕はTwitterに投稿をする際には次のような工夫をしています。

  • 繰り返しや重複などの無駄な表現を削る。
  • 結論を先に書く。
  • 感情などは絵文字で表現する。

このような工夫が次のような場面でとても役立っていると実感しています。

  • ブログやレポートなどの長文を書くとき
    長文と言っても所詮は短文の連続です。
    マインドマップなどで全体の構成を作ったら、あとはコツコツと文章を書いていけば完成します。
    これは文章だけでなく、講義をする際にも応用できます。
  • 会議などで発言をするとき
    会議など時間の制約がある中で発言をする際に自分の意見を端的にまとめて発言をすることができるようになりました。
    これにより会議の進行がスムーズになったり、他の参加者も確保できるわけです。

自分の意見を端的にまとめるスキルはこれからの時代には必要になってくると思います。
そのスキルを磨くためにもTwitterを活用することをお勧めします。

まとめ

金剛禅の布教者として、また少林寺拳法の普及に携わる者としては外部に対して積極的に情報を発信することはとても重要なことです。
創始当初から少林寺拳法では「面授面授」を大切にしてきました。
一対一で情報を伝える為にはとても重要な方法ですが伝えられる人数には限りがあります。

自分の熱い想いをよりたくさんの人に伝えたい。
少林寺拳法についてもっとたくさんの人に知ってもらいたい。

その為にはインターネットと言う強力な道具を使うのが最適です。

今の時代はインターネットを使って情報を発信することができるサービスがたくさんあります。
その中でもTwitterは最も取り組みやすいサービスです。

未知の世界に足を踏み入れることは勇気がいる事です。
少林寺拳法を始める時もかなり勇気を振り絞って入門したことと思います。
そして、これまでにも数々のハードルをクリアしてきたと思います。
だったらTwitterを始めることなんて超簡単です。

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