だから僕は女性に少林寺拳法を勧めるのです

武道というと男性がするものと言うイメージがまだまだ強いと思いますが、武道である少林寺拳法と女性の相性が良いとはどういう事でしょうね？

僕は学生指導員として大学少林寺拳法部連盟本部合宿で指導をするようになって20年近く経ちます。

合宿に参加するたびに女性拳士が活き活きと修練に励んでいる様子が目に付きます。
積極的に質問をして来るのはたいてい女性拳士。ほかの大学の学生と組んで楽しそうに修練をしているのも女性拳士に多いように感じます。
この事は他の指導員も共通して感じているようで、控え室ではよく話題になっています。
もちろん男性にも熱心に取り組んでいる拳士もいるのですが、女性の方がよりその傾向が強いと言うのが正直な感想です。

僕の地元で開催されているSHORINJIKEMPO UNITY 武専 山陰地区でも以前から女性拳士の在籍率が高く、皆さん熱心に取り組んでいます。
全国道院長研修会に参加すると女性の道院長の姿が多くみられます。

そういう様子を目にすると少林寺拳法と女性は相性が良いのではないのかと思うのです。

何故でしょうか？
その理由を考えてみました。

少林寺拳法の修練は「組手主体」と言って基本的に二人一組になって行います。
教えてもらった技を掛け合いながら「もっとこうした方が良く効くよ」などと互いにアドバイスをし合うことを繰り返して共に上達を図るというのが少林寺拳法の基本的な修練スタイルです。

この時に重要な要素は「コミュニケーション力」です。
一般的に男性よりも女性の方がコミュニケーション力が高いと言われています。互いにアドバイスをしあう少林寺拳法の修練スタイルはコミュニケーション力が高く、またコミュニケーションを楽しもうとする女性にはぴったり合うのではないかと考えています。

また技そのものにも深く興味を持つ女性拳士が多いように感じます。
逆技や投げ技を自分よりも体力的に勝る男性拳士にかける事が出来た時にとても喜んでいます。
以前米子祇園道院に在籍していた女性拳士も相手をした男性拳士に技が極ると「面白いですねぇ」と目を輝かせていました。

いざという時の護身術としても少林寺拳法を身に付いておいて損は無いと思います。
そして白い道衣に帯をキリッと締めた女性拳士はとても凛々しくてビジュアル的にもカッコいいものです。

という事で、僕は女性に少林寺拳法を強くお勧めするのです。

この記事を読んで少林寺拳法に興味を持ったら是非お近くの道場へ。
米子祇園道院でも女性に限らず拳士募集中です。《入門案内はこちら》