煩わしい人間関係のバランスをとる知恵

WEB法話


皆さんは煩わしい人間関係に困る事はないでしょうか?

「あの人はどうも自分を目の敵にしてくる」
「いつも愚痴や不満ばかりでウンザリする」
「あの人を見ているとなんかイライラする」
などなど、人との付き合いが多くなると中には煩わしい人間関係も出てきて来るものです。

今回のWEB法話ではそんな煩わしい人間関係のバランスをとる知恵として「陰陽五行説」を紹介したいと思います。

陰陽五行説というのは中国に古くから伝わる思想で様々な易学や医学など様々な分野に応用されているそうです。日本にも伝わり陰陽道の起源にもなっているのだとか。
この思想がなかったら「陰陽師」も「陰陽座」も存在しなかった訳です。

陰陽五行説では世界のあらゆる物事には陰と陽の性質があるとし、さらに物事を木、火、土、金、水の五つの要素とそれらの関係性から説明しようとする思想です。

詳しくはこちらのサイトが参考になると思いますので参照してください。
日本文化研究ブログ 陰陽五行説を簡単にわかりやすく解説します!陰陽五行説の意味や由来とは?

僕は以前からこの陰陽五行説には興味を持っていて自分なりに解釈して自分自身に当てはめて考えて来ました。
結構当てはまる事もあり、あながち迷信的な物でもないんじゃないかと思います。
そして最近人間関係のあり方について考えているうちに陰陽五行説に当てはめて考えると分かりやすい、と思うようになりました。
ここでは主に五行の考え方に焦点を当てて紹介してみようと思います。

五行の考えで言うと我々人間もそれぞれに木、火、土、金、水のどれかの要素に当てはまります。
向かい合った物は相克といって相性が悪く、隣り合った物は相生といって相性が良いとされています。



例えば、木は向かい合う金に切られるので金には負けます。しかし同じく向かい合う土は根で押さえ込むので土には勝ちます。これが相克の関係。
木は隣の水から養分を貰うので水に助けられます。そして反対隣の火の燃料となるので火の助けとなります。これが相生の関係。

人間関係でも同じく様な関係性がある事に気付きませんか?
「あの人といると緊張するので苦手」
「あの人を見ていると何となくイライラする」
「あの人といるといつも元気をもらえる」
「あの人の力になってあげたいといつも思う」
どうでしょうか?

いつでも相生の関係にある人といる事が出来れば安心なのですが、世の中そうはいきません。相克の関係の人とも一緒になる事もある訳です。

そんな時はどうれば良いのでしょうか?

そんな時こそ陰陽五行説を活用するのですが、その話は次回に続きます。