煩わしい人間関係のバランスをとる知恵 後編

WEB法話


煩わしい人間関係のバランスをとる知恵の後編です。

前回は陰陽五行説について簡単に紹介しましたが、今回は実際にどのように応用するのかを僕なりの解釈で紹介してみたいと思います。

人間関係で最も煩わしいのは自分が苦手な人と一緒になる事ですね。
何故かいつも説教をしてくる人。
いつも自慢話をしてくる人。
愚痴ばかり言っている人。
いますよね。一緒にいると本当に気が滅入ります。
何とか話の方向を変えようと思っても何故かその人に押されて受け身に回らざるを得ない、という状況もあります。
もしかしたらその人と自分の関係は陰陽五行説で言うところの例えば金→木という相克の関係であるのかもしれません。
相手が自分に勝つ関係にあるので自分だけの力ではどうにもならない訳です。
そんな時に水→木の様に自分に力をくれる人に同席してもらうと良いんじゃないか、と考えてみます。
自分に力をくれるので金からの圧力に対抗できるかもしれません。
あるいは金の力を弱める火の力を借りるのも良いかもしれません。
相手が苦手とする人、相手が頭が上がらない人に同席してもらうと、相手も自分の力を発揮出来ないので効果的かもしれません。
しかも火の人は木の人にとって相生の関係になるので好都合ですね。
しかし、うっかり相手と同じ金の人や、金に力を与える土の人を同席させると目も当てられない結果が待ち受けることになりそうです。

今は自分を木の人に見立てて考えてみましたが自分が木、火、土、金、水のどれなのかを知る必要はそんなに無いのかなと思います。
専門家ではないので。
それよりも相生や相克という、いわゆる相性と言うのがあって、それをうまく使えばバランスの取れた人間関係を作ることが出来るんじゃないのか、と思うのです。
そしてバランスを取るためにも助けてくれる人、助けてあげたい人を大切にし、苦手な人との程良い距離感を保ち、自分より弱い人には寛容でありたいと思います。