健康のために少林寺拳法をしよう!

WEB法話

今回は少林寺拳法の修練で健康になろうと言う話です。
最近運動不足で健康に不安のある、と言う方には是非読んでいただきたいと思います。

僕は少林寺拳法はとても身体に良い物だと考えています。
なので健康のために何か始めたいという方には少林寺拳法を強くお勧めしたいのです。

少林寺拳法の修練は体全体を使う全身運動です。
突きや蹴りという運動を素早く繰り出す動作を繰り返すことで筋力アップや柔軟性の向上につながります。
持続的な運動は持久力の向上にもつながります。
修練を通して身につけた正しい姿勢や少林寺拳法独特の呼吸法は自然に身体の調子を整えてくれるでしょう。

しかもジムの様に一人で黙々とマシンを相手にトレーニングをするのではなく、道場の仲間と共に楽しく身体を動かすことができます。
昇級や昇段という節目を経て次の新しい技術を学ぶという少林寺拳法独自の教育システムで飽きることなく永く修練を続けることができます。

僕は高校入学と同時に少林寺拳法を始めました。以前の記事「運動神経が悪くても少林寺拳法は出来ますか?」でも書いた様に運動神経が決して良い方でもなく体力もなく痩せっぽちだったのですが、少林寺拳法の修練を通して身体への意識も変わり、他省の肩凝りはあるものの持病もなく健康な身体で50代の今を楽しんでいます。

なので少林寺拳法は身体の健康にとても効果的なものだと考えているのです。

とは言っても少林寺拳法は武道です。突きや蹴りを当てれば手足は痛いし、突かれたり蹴られたりすれば当然痛いです。
逆技が極まればば関節に激痛が走りますし、投げ技が極まれば受け身をしたとしてもやっぱり痛い。
無理な練習を繰り返せば身体には負担がかかります。
アクシデントで怪我をする可能性もあります。

どんな運動でも、この様な側面は皆無ではありません。
僕自身は今まで大きな怪我も故障もなく続けて来れましたが無理な練習によって関節を痛めたことが何度かあります。少林寺拳法の高段者には身体の一部に故障を抱えている人もいない訳ではありません。

では、そうならないためにはどうするか?
かつて参加した講習会で「我々は危険な事をしているという認識を持って指導する必要があります」と学びましたが全くその通りだと思います。

少林寺拳法が健康にとって良い面だけでなく、負の面がある事をしっかりと認識したうえで、出来るだけリスクを回避する練習をすることがとても大切なのです。

米子祇園道院では拳士のその日の体調に配慮した指導をしています。
指導をしている僕は解剖学やスポーツ医学の勉強をして身体の構造や故障のメカニズムなどの知識を得る様に努力しています。特に関節に負担のかかる逆技をする場合は急に無理な力をかけることをしないなど、負担のかからない方法を工夫しています。
かつてセラピストをしていた経験と知識を活かして健康についてのアドバイスもしています。

こうした工夫によって「健康のための少林寺拳法」を実現できる様にしています。

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