答えは誰もが既に持っている

2022年3月13日WEB法話,自分を変える

鳥取県米子市で少林寺拳法を指導している米子祇園道院、道院長の森崎です。

このブログではあなたの「自分を変えたい」と言う想いをサポートする記事を中心に配信しています。

さて、人は誰でも壁にぶち当たって先に進めなくなったり、思いも寄らない問題に直面して立ち止まったりする事がよくあります。

そんな時にどうするのか…

どうするべきなのか…

答えが分からない袋小路に迷い込んでしまうかも知れません。

しかし、おそらく多くの人は既に答えを持っているのだと僕は思っています。

今回は「困った時にでも誰もが既に答えを持っている」という点にいつて深掘りして考えてみようと思います。

冷静になって論理的に分析してみる

思いも寄らないトラブルに直面して困ってしまった時、僕たちは「困った」という感情に焦点を当て過ぎてはいないでしょうか?

人間は感情の生き物ですから、それは仕方のない事です。

しかしあまりに一つの感情に執着してしまうというのは合理的ではありません。

それは時間とエネルギーの無駄遣いというものです。

ここは冷静になって状況を分析してみると解決策が見つかる可能性が出てきます。

具体的に動いて解決した例

僕が経験したある出来事を紹介しましょう。

平成になってすぐに、我が家の土地にまつわるちょとした問題が生じました。

具体的は内容は伏せますが、我が家と他家との土地の所有権についての問題でした。

始めは親や親戚が対応していたのですがなかなか事態は進展せず、実に30年が経過しました。

その間

「あの問題はどうなった?」

「相手が動いてくれなくて…」

「それは困ったねぇ…」の繰り返し…

相手の方にも何度か話をしたものの反応が乏しく、まさに「困った」という感情に焦点を当てていた状態でした。

時代が平成から令和に変わるので「平成の問題は平成のうちに」との思いから具体的に行動を開始してみました。

状況を分析してみると、この問題は法律や専門的な知識が絡む問題であることが分かったので、法律の無料相談で弁護士に相談してみました。

弁護士からは司法書士に対応してもらうのが良いとのアドバイスをもらったので知り合いから紹介してもらった司法書士に相談したところ話がとんとん拍子で進み、ものの数週間で問題は無事に解決しました。

この30年間は一体なんだったんだろう…

この一件で僕が得た教訓は

頭の中で考えてばかりでは何も進まない。

物事を解決するためには 状況を分析整理して具体的に行動することが大切である。

と言うことです。

「本当にやりたいこと」に焦点を当ててみる

繰り返しますが「困った」とか「悲しい」とかいう感情は人として当たり前の感情なので、それ自体は否定されるものではありません。

しかし、いつまでもその感情に縛られていても何もいい事は無いよ、という事です。

少しづつでもいいので

「自分は何がしたいのか」

「どうなりたいのか」

という「次の行動につながる考え」に切り替えていくことをお勧めします。

そしてそれが「はじめから持っている答え」になると思います。

答えに向かって行動する、ここが一番大変

自分がはじめから持っている「答え」がはっきりとしたら、次はそれに向けて何をすれば良いか「答えを実現する方法」を考えていきます。

多分ここが一番の問題かもしれませんね。

なぜなら「答えを実現する方法」は無数にあるからです。

無数にある方法を探し出すのも大変ですし、その中から最善のものを選び出すのも大変たと思います。

そこで必要になるのが2つあると僕は考えています。

一つは「知識を増やす」ということ。

「答えを実現する方法」を探し出そうにも、知識が乏しければ探し出すことができませんし、最悪の場合は悪意のある人に騙されたり利用されることになるかもしれません。

知識を増やすためには様々な方向にアンテナを貼って情報を収集することが大切です。

先程の例で考えると、問題の解決のためにネットでも調べていた時に、たまたま手に取った市報に法律の無料相談会が定期的に開催されているという記事が掲載されているのに気がついたことが大きな情報となりました。

アンテナを貼っていると普段は見逃すような記事の中からでも重要な情報を見つけることができるものです。

このように有益な情報は意外にあちこちに転がっているものです。

もう一つ大切なことは「やればできる」と考えることです。

もしも「土地の問題かぁ、難しそう。どうせ自分では解決できないから無理」と考えていたら何の行動も起こすことはなく、問題は今でも解決しなかったでしょう。

自分で自分の可能性にフタをしている事が実は意外に多いのでは無いかと思いますが、いかがでしょうか?

「どうせ無理」と考えるのではなく、「やったらできるんじゃないか」と普段から考える習慣を身につけておくことは大切です。

自分にできなければ誰かの助けを借りればいい

そう考えると「無理なこと」は意外に少ないんじゃないかと思うのです。

まとめ

問題に直面して先に進めなくなることはよくあることです。

その時に「困った」「悲しい」という感情に執着せず

「何がしたいのか」「どうなりたいのか」と具体的に考えてみましょう。

それがはじめら自分が持っている「答え」です。

「答えを実現する方法」を得るために大切な要素は

情報や知識を増やすこと

「やればできる」と考えること

です。

ぶち当たった問題は確かに大きかもしれません

しかしそれをクリアしたらまた一歩前進できるし、自分自身の成長にも繋がります

今までも小さな問題をクリアして来た経験は誰にでもあるはず

きっと今度も大丈夫

そう信じて

どんとやってみよう!